2007年10月17日

前代未聞の個人情報流出事件

あまりに有名な事件なので、今更ここに記事を書くまでもありませんが。

ソフトバンクは、2004年、総数450万件の個人情報を漏らすと言う前代未聞の大規模個人情報漏洩事件を起こしました。

ことの顛末は、そもそも、ソフトバンクが、個人情報にアクセスできるサーバにセキュリティをかけておらず、社員であれば誰でも利用できる状態にしてあった、と言うところから始まります。

このことに目を付けた社員の一人が、450万人分の個人情報を引き出しDVDに保存、それを使って恐喝事件を起こしたことで発覚しました。

ポイントは、恐喝事件を起こさなければ発覚さえしなかった、と言うことです。これは、ソフトバンクという会社が個人情報をいかに軽く扱っているかと言うことを示す一つの証拠です。

このとき流出した個人情報は、氏名住所電話番号を含む、完全に個人を特定し、ともすればDMや勧誘電話、振り込め詐欺などに流用可能な重要な情報ばかり。これが、加入者ばかりでなく解約者(およびお試し利用者)百数十万人分まで漏れたと言うのですから、あきれます。そもそも、利用者でもない人の個人情報を解約後も保持していたこと自体が大変な問題です。何に流用するつもりだったのでしょうか。

そして、さらにあきれるのが、問題が発覚し容疑者も逮捕され、流出した個人情報件数がほぼ明らかになったその日に、ソフトバンクは、「流出した個人情報は242件だけである」という発表を行い、流出の事実を隠そうとしています。結局その1週間後に450万件以上が流出したことを認め謝罪を行いましたが、一時期とは言え隠そうとしたその行為自体があまりに誠意を欠いています。

また、ソフトバンクはその後、流出した個人情報の対象者全員に500円分の金券を送付し、お詫びとする、と言うとんでもない愚行さえ行います。まずもって、知られた個人情報の価値がたった500円であるとは、一体何様のつもりでしょう。500円の送付で全て水に流してくれ、と言わんばかりです。なんでも金で解決しようとするソフトバンクらしいやり方です。

もちろん、500円×450万人=20億円以上であり、ソフトバンクは自らに金銭的制裁を科したのだ、と言う見方もあったでしょう。しかし、それさえも吹き飛ばす巧妙な抜け道さえ付けていました。

それは、送付された500円の金券というのが、銀行の営業時間内に銀行窓口でしか換金できない、と言うものだった、という点。そしてもう一つ、もし期限までに換金されなかったものは、自動的にソフトバンクの手元に戻る、と言うしくみになっていた点です。

平日の昼間、仕事を持っている人なら、わざわざ500円のために銀行に出向くなんてことはまず無いでしょう。そう言うわけで、ソフトバンクは巧妙なやり方で金銭的制裁を自らに科したと見せかけて実際は全く痛手無くこの事件をうやむやにしてしまったのです。

これによりソフトバンクがたいした痛みを感じていないことはすぐにわかります。

わずか3ヶ月後、今度はIP電話の通話記録が漏れると言う事件を起こします。電気通信事業法で定める「通信の秘密」を犯す大事件です。にもかかわらず、公式に謝罪もせずまたうやむやに終わらせます。

そして9ヶ月後、またも個人情報を漏らします。規模こそ千件程度と小規模ではありますが、ソフトバンクという企業がいかに個人情報を軽く扱っているかを示す事実です。

ソフトバンクのサービス、Yahoo!BBやソフトバンクモバイル、ソフトバンクテレコム、イートレード、セブンアンドワイなどを使っている皆さん、あなたの個人情報、そんな会社に任せていて大丈夫ですか?

自分の身を守るためにも、今すぐソフトバンクに個人情報を渡すのをやめるよう、強く忠告させていただきます。
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2007年10月12日

SBMショップが不正機種変更

ソフトバンクモバイルショップの店員が、ソフトバンク利用者の端末を勝手に機種変更させると言う事件が起こりました。

ことのあらましはこうです。

元々ソフトバンクモバイルを使っていたある利用者が、ある日請求明細をチェックしてみると、身に覚えのない端末割賦代金が請求されていることに気がつきました。

おかしいと思った利用者は、ソフトバンクモバイルに問い合わせてみると、○月×日にソフトバンクモバイルショップ○○店で機種変更をしています、と言われます。

そこでショップに出向き事実確認をしてみますが、これは正規に機種変更されたものなので問題ない、と言われます。

そこでもう一度ソフトバンクモバイルに問い合わせますが、「あなたとお店の話なので知りません」と門前払い。

仕方なくショップに食い下がってさらに調べてもらうと、どうやら、すでに辞めたショップの店員が身分証明書を偽造して機種変更していたらしい、と言うことがわかりました。ただ、身分証明書はソフトバンクに送ってしまったのでもう手元にない、偽造だと言うことは証明できない、と言われます。

そこでもう一度ソフトバンクモバイルに問い合わせ。自分の回線の機種変更に使われた身分証明書の開示を求めますが、これも「ショップに問い合わせろ」の一点張りで拒否。

この利用者、ついにWEBの相談サイトにことの顛末を公開して助言を求めます。

ところが公開されて数日後、ソフトバンクモバイルの社員とショップの店長が家を訪れ、謝罪をしました。その上で、「このことを知人や警察に話さない、WEBなどで公開しない」という誓約書と口止め料(金額はわかりませんが)を押しつけてサインしろと迫ります。

と言うのがおおむねの流れ。

まずここで注目なのが、この機種変更、「スーパーボーナス」を使った機種変更だと言うこと。ご存じの通り、スーパーボーナスでは一定期間以上利用した人の場合、実質支払額が0になる場合が多々あります。加えて、ソフトバンクモバイルはスーパーボーナス開始と同時に請求明細の発行を停止してしまったので、月々の引き落とし額からだけでは、スーパーボーナスによる機種代金の請求があっても気づかない構造になっています。つまり、「金額上はわからないような仕掛けで勝手に機種変更させることが可能」と言うことになっています。

では、なぜこのような不正が行われたのか。

一つは、その辞めた店員が、端末を機種変更させて入手し、それを転売して儲ける、と言うもの。これは実に単純な推論ではありますが、現実味はあります。しかし、端末の転売程度で儲ける額などたかが知れています。本当にお店を辞める覚悟までしてそんなことをするでしょうか。

この事件にはもう一つ重要な面があります。それは、ソフトバンクモバイルが、偽造した身分証明書での機種変更を受け付けた、と言うことです。スーパーボーナスは、「割賦契約」ですから、機種変更の時も毎回「ローン契約」を締結することになります。ソフトバンクは、このローン契約において、偽造身分証明でもそれを受け付けた、と言うことなのです。

そして、身分証明書の開示をかたくなに拒否した、と言うことを考え合わせると、一つの結論が出ます。

それは、ソフトバンクモバイルが、組織的に機種変更のねつ造を繰り返している、と言うことです。

ソフトバンクモバイルには、それを行う非常に強力なインセンティブが存在します。それは、ソフトバンクモバイルが、端末販売のローン契約の残高を担保にお金を借りる、と言うことをすでに行っている、と言うことです。これは、端末販売のローン契約残高が増えれば増えるほど、多くの資金を調達できることになります。

しかし、一旦機種変更需要が一巡してしまうと、ローン残高は増えることが無くなり、後はひたすら減るばかりになります。その一方、長年同じ機種を使い続けほとんど機種変更をしない利用者が新たにローンを組む可能性はありません。

そこに目を付け、同じ機種を使い続けている人をこっそり機種変更させ、ローン残高を計上してしまうのです。長期間機種変更しない人なので、機種変更しようとしてばれる可能性は低くなります。割賦請求もスーパーボーナス特別割引と相殺して引き落とし額でばれることもありません。

これほど単純な錬金術を、孫正義とその仲間が見落とすはずがありません。現に、Yahoo!BBの時も、名簿会社から個人情報を入手し利用意思の無い人にモデムを送りつけ、そのモデムを「貸し出し」という形にして債権を計上し、その債権を担保に資金調達する、と言うことを行っていました。それと全く同じスキームが、携帯事業でも使われた、と言うことになります。こうやって考えると、請求明細発行停止やスーパーボーナスの導入などは、全てこの悪事を行うための下準備だったとさえ言えます。

さて、通常であれば、今回の事件は、「有印私文書偽造罪」になります。しかし、その証拠を残さぬよう、あらかじめ偽造身分証明書を処分し、あまつさえ被害者の口止めさえしようとしています。これは明らかに罪であることをわかっていてやっていることでしょう。

犯罪に関しては天才的な発想を見せるソフトバンク。日本一資本力のあるヤクザと言ってもいいでしょう。皆さん、こんな暴力団に資金提供してしまわないよう、普段の生活に気をつけてくださいね。
posted by road at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ソフトバンクモバイル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする